タイトル未定
 
基本精神論的な空想メモ
 



2012年7月3日を表示

人生設計

ベーシックプランは
大学行って、就職して、結婚して、子供作って、子供育てて、マイホームを買い、車も買い、仕事も出世しなくても安定してて、子供を社会に送り出し、定年を迎えて、夫婦で老後を倹しく過ごし、孫を見て、あの世からのお迎えを待つ。
これは、20年くらい前のモデルかもしれない。

今は、大学に行っても就職難で働けず、就職しても不景気で給料も上がらないわりにサービス残業が多くて心を病むこともある。そうすると、結婚も難しい。相手もいない。結婚しても、子供を育てる費用はとても高い。子供にはやはり不自由なく暮らさせたい。教育費もたくさんかかる。そうしたら、家を買うどころの話では無い。妻にも働いてもらわないと家計が回らないだろう。そうして、やっと40代になったころ、今度は会社が倒産。もしくは、リストラの対象に。あれ、これからどうやって過ごそう。次の仕事も見つからない。そこそこ、出世して、それなりに50代を迎えたけれど、今度は早期退職候補。上手く定年を迎えたけれど、年金はまだ出ないし、少ないから給料は減るけど、まだ会社に残らせてもらおう。ああ、いつまでたっても老後はこないし、老後の蓄えもあまり作れなかった。豊かな老後生活はどこに行ったんだ。これまでの苦労はなんだったんだろう。
とかが、一般的かな。どうかな。

実際にそうなってはないけれど、今の人たちはこんな思考に陥りやすいんじゃないかと思う。それほどに、社会不安は高まっていると思う。すると、子供は生まれなくなる。すると、もっと高齢化が進んでしまって、本当に年金なんて雀の涙ほどになるだろう。
こうなりたくないがために、たくさん働こうと無理をしてみても、きっと体を壊すか、家庭が崩壊するだけだろう。お金はあるけれど、幸せな家庭は無くなった。
そこらじゅうに老人が溢れて、子供をとんと見掛けなくなる。
そんな未来は嫌だな。
と思うのだけれど、どうしたら、幸せな人生設計が出来るだろうか。
現代なりの人生設計にはこうした社会不安によるリスクを盛り込んだ設計図が必要である。
そうすると、保険が売れそうだ。それから、証券などの金融商品で資産運用して増やそうとするだろう。金で金を増やす思考になるのかもしれない。
または、副業でオークションをしたり、ネットショップを開いたり、アフィリエイトなどもいいかもしれない。

ただ、現代の若者はすでに最低限の生活必需品は持っているし、パソコン、デジカメ、テレビ、携帯などの少し高価な家電製品たちも持っている。めちゃくちゃすごいスペックを求めなくてもいいくらいのものがすでに溢れているのだ。それに、街では、本屋をぶらついて、カフェでお茶して、ぶらぶらするくらいで楽しめる。家でも、ネットにつないで、気になる音楽をユーチューブで見たり、ニコニコ動画を見るのもいい。逆に、動画を投稿したり、絵を書いてピクシブに投稿したらいいし、インターネットラジオで好きなこと話してもいい。家でも世界とつながれるし、誰かの反応を見たりすることも出来る。このように、お金をそんなに使わなくても、時間を過ごせるようになったのだ。だから、消費しなくても、生活に不満を抱かなくなってきていると思う。
未来が暗いからこその行動ではあるが、これがさらに未来を暗くするのに拍車をかけるのだったら、とても悲しい。
どうしても、守りの姿勢になりがちなのだが、攻めるほどの気力も無いのが現状。精一杯生きているんだよ。きっと。

世界はあまりにも急速に変わってしまった。だから、世代間のギャップはあまりにも大きい。昨日の常識は、今日の非常識かもしれない。小さな変化が大きな変化を作るのならば、少しづつ心がけることが必要なんだろうな。

新しい人生設計を考えよう。



7月3日(火)01:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 未分類 | 管理


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